はじめに
さっくです。
今の時代、誰でも無料で電子書籍を販売することができます。
それもネット通販最大手のamazonで出版することができるので
やらない手はないと思います。
海外の方にも販売できますので、
うまく行けば電子書籍で生計を立てることもできるかもしれません。
アカウントを作る
まずは kindle direct publishing にアカウントを作りましょう。
メールアドレスとかパスワードとかを設定しましょう。
ここでは特に躓くところはないような気がします。
よく覚えていません。
銀行情報の登録
アカウントができたら銀行情報の登録をしましょう。
売上は海外からの送金になるので、
海外からの受け取りが無料になる銀行を選ぶと良いと思います。
僕は新生銀行の口座を新たに作りました。
納税者番号の登録
これが一番厄介でした。
納税者番号を登録しないと、
利益の30%をアメリカに納税することになるんだったと思います。
日本国内に住んでいる人は、日本でも税金を払っているはずなので、
二重に税金を取られることになります。
これを避けるために納税者番号を登録しましょう。
2019年現在では、納税者番号としてマイナンバーが使えますが、
僕が電子書籍の販売を始めたときは、
アメリカの役所にFAXをして納税者番号の取得を申請したりしました。
アメリカから全文英語の書類が届いたりして
時間もかかるし、書いてあることもよくわからず大変でした。
データを作る
kindle direct publishing(以下kdp)では
さまざまな形式のファイルの投稿を受け付けていますが、
僕のおすすめは
「pdfで作りkindle textbook creatorでkpfに変換して投稿する方法」
です。
どうやらkindle textbook creator はサポートが切れ、
kindle createというソフトの一部になったようです。
本文
まず本文ですが、
サイズの指定とかは特になかったと思います。
折り紙の本を出す場合には、
のちのち紙の本を出すときのことを考えて
B5サイズか、それより若干小さいサイズで作ることをオススメします。
ちなみにコンベンション折り図集では
枠の大きさが「227mm×162mm」なので、
それに合わせても良いと思います。
折り図の描き方の説明は省略させてもらいますが
とにかくpdfでデータを作ります。
kindle create というソフトで
kpfに変換しましょう(できるのだろうか)。
おそらく目次なども作れるはずなので、
ページ数が多いときは利用しましょう。
ちなみに、日本語版はないみたいなので頑張ってください。(2019.01.10)
僕もまだ使ったことがありません。
表紙
表紙は推奨される寸法が定められています。
「2,560 x 1,600 ピクセル」だそうです。
ファイル形式はjpgが無難だと思います。
ここは特に悩むところはないと思います。
投稿する
「本棚」から「電子書籍または有料マンガ」を選択すれば
投稿フォームが出てきます。
書籍情報の入力
本のタイトルのローマ字版の入力を求められると思いますが、
ここは海外向けのamazonサイトで表示される本のタイトルになると思われますので
「ローマ字」ではなく「英訳したタイトル」を入力すべきです。
KDPセレクト
「KDPセレクト」とは、amazonとの独占販売契約です。
すなわち、電子書籍を「KDPセレクト」に登録すると、
amazon以外ではその電子書籍を販売できなくなります(してはいけません)
紙媒体の販売については制約はありません。
「KDPセレクト」に登録するメリットは
印税率(ロイヤリティ)が35%から70%にあがること。
このメリットは非常に大きいです。
少なくとも今は、電子書籍市場はamazonが一番強い気がします。
他の販売経路で数冊売るよりは、
KDPセレクトに登録して印税率を上げたほうが良いと思います。
価格設定
価格設定が一番難しいところだと思います。
僕の電子書籍は「安すぎる」と言われることがあるので、
気をつけようと思います。
他の折り紙作家の方の電子書籍を見ると
1作品300円~800円程度のような感じでしょうか。
数作品まとめて、KDPセレクト時の最高値1250円に設定されている方もいます。
1作品の折り図を販売するのか、
折り図集として販売するのかを含めて
非常に難しい問題だと思います。