さくBは折り紙を折っている

saku B is folding origami.

トリケラトプス

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トリケラトプス
15cm折り紙

トリケラトプスはさっくが何度も創作してるテーマです。

YouTubeにも折り方の動画を投稿したのですが、「ちょっと難しすぎたかな」と思って、もう少しシンプルなトリケラトプスの創作に挑戦しました。

トリケラトプスを折り紙で折るときはついツノに注目しがちですが、意外に重要なのが反り返る襟巻きの角度で、今回は残念ながらうまく表現できませんでしたが、また複雑系のトリケラトプスを創作する機会があればちゃんと再現したいなあと思っています。

星型八面体スケルトン

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創作:さくB
1:√2長方形 12枚折り。

星型八面体のスケルトン。

フラップをくぼみに引っ掛けるタイプのユニットで、くぼみが浅いためにフラップがたわんでしまってボツになっていた作品です。

でも、写真で見ると「こういうのもありかなあ」という気がしてきて、改めてブログで紹介することにしました。

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タイトル未定。六角形チェッカー模様の切頂八面体

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1:ルート3長方形12枚折り

ユニット折り紙創作家でVTuberの豊穣ミノリ(みのりん)の配信を見て思いついたユニット折り紙。30枚折りも可。

切頂八面体や切頂二十面体など、正六角形がメインとなる多面体で、正六角形同士が共有する辺を1ユニットにするという制約からこの模様が生まれました。

配信とは少し違うエリアを1ユニットにしました。多面体のどこをひとつのユニットにするか、どこで区切るかで別の模様のユニットが生まれたり、折りやすさ組みやすさが変わるところがユニット折り紙創作の面白いところのひとつですね。

普段はできるだけ穴のないソリッドなユニット折り紙を作ろうと心がけているのですが、今回は配信と同じ穴あきスタイルで作ることにしました。

できるだけ無駄のないように折り方を考えていますが、それでも紙が余る部分があるので、そこをいじれば色々な模様を作ることができます。

でも、配信のメインテーマであるパンジーを綺麗に表現することはできませんでした。

他の人がユニット折り紙を創作しているところを見ると「こういう方法もあるのでは?」とか「そこは少し変えてみたい」とか思って自分でも作りたくなるし、一方で「なるほど、そんな方法もあるのか」とか「それはダメだと思ってたけど案外うまくいくのか」とか色々勉強になって、新しいユニットを思いつくこともあります。

この作品みたいに配信がなかったら生まれなかったユニットがいくつかあるので、いつか何かの形で(できれば折り紙関係で)お礼ができたらいいなあ。

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さくBの折り紙の本が出版されています。

※件の配信はこちら

4魚の基本形ユニット

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創作:さくB
正方形12枚折り

以前、エカテリーナさんのparadigmaが手もポケットもないのにどうしてユニット折り紙として成立するのか考えてみたことがありました。

そのときの成果として、paradigmaは1枚の折り紙を4分割したとき、その全ての部分の折り筋は同一で、角度が90度回転したものだということがわかりました。

そして、その同一の折り筋を重ね合わせることではずれなくなっているのでした。

このユニット折り紙の組み立て方を勝手に「paradigmaメソッド」と呼んでいるのですが、今回はそのparadigmaメソッドを使ってユニット折り紙を作ってみました。

と言っても、ただの魚の基本形です。

ポロポロと崩れて組み立ては非常に難しいですが、全て組み上がれば安定します。

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さくBのオリジナル折り紙作品の折り方が掲載されている書籍、
「天空の折り紙」はamazonで。

折り紙でライオンを折った

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「ライオン」

不切正方形一枚折り

20cmくらいのダブルカラペから。

 

豚の基本形をいじっていてできたもの。

足や顔は折りが細かく、

後ろ足はすごく分厚い。

 

前に作ったグレイシアと同様に

尾が3本出てくるので

2本は内側に隠しています。

 

たてがみが平面的な三角形の組み合わせで表現されていて

なかなかおもしろいと思います。

 

 

 

折り紙でポケモンのグレイシアを折りました

ポケモンのグレイシアです。

不切正方形一枚折りです。

 

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 「豚の基本形って使いにくいなあ」

「豚の基本形でなにか作品できないかなあ」

と思っていじっていたらできた作品です。

 

頭部から垂れているネクタイ状のものは

折りフチによって表現することで紙効率を上げています

 

これを完全に分離、独立させるとなると

かなりの領域が必要になります。

 

こういう工夫は設計段階では思いつきにくく、

実際に紙を動かしていくほうが得られやすいのだろうと予想しています。

 

ちなみに、尾となるカドが3つ出てきてしまうので

うち2つは内部に隠しています。

 

折角稼いだ紙効率も台無しです。

 

それから、同じ基本形からもう1作品作ったので

それも後日公開したいと思います。

 

3つの正八面体スケルトンの複合多面体

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正八面体スケルトンの複合です。
1:2の長方形が6枚、
1:1の正方形が12枚です。

黄色い立体と紫色の立体と水色の立体が
それぞれ同じ形状で
互いに交差しています。

複合でない単品の正八面体スケルトンは
45度や90度といったシンプルな角度のみから
なる立体です。

なので、これを複合にしても
そこまで複雑な角度にはならないだろう
と予想していました。

実際、簡単な比率の紙から
簡単な折りによって
基準点を出すことができました。

問題は強度と厚みで
点対称のみの対称性のユニットの場合
自然と渦を巻くように
ズレが重なっていきます。

一般的にこのタイプのズレは
問題になりにくい気がしているのですが、
このユニットの場合は
組んだユニットが崩れる
原因となってしまいました。

仕方なく上下左右対称も持つユニットにしました。

このせいで紙の比率が1:2になっています。

組み方の都合で紙に皺がよったりして
あまり綺麗に仕上がらないのが難点で
できるだけ皺が気にならない紙を使うといいと思います。

あ、あと高級コンデジ買いました。
動画撮影と作品写真撮影用に。