工程化が非常に難しかった「いぬ」ですが、
なんとか折り図化できるような雰囲気を察したので折り図を描き始めました。
いつも、おおよその工程を写真に撮ってから折り図を描いています。
一度基本形まで畳んだ紙を開きながら良さそうな工程を探します。
だいたいの工程が決まったらまた畳みます。
このときに工程の写真を撮ります。
なので、撮った写真たちには折り筋をつける工程がなくて、充分に折り筋がついた状態からスタートします。
「折り筋は必要になったときにつければ良い」派なので、このようなやり方をしています。
折り図に描く上でも必要最小限の折り筋で済みますし、折り手も折り筋ばかりつけていては疲れてしまいますから、このようなやり方はメリットが多いと思います。
一方で、「事前につけておくべき折り筋はどれか」ということを考えながら折り図を描くことになるのは少し難しいです。
ほかの作家さんはどのようにして工程を決めているのか、少し気になります。